社畜から逃げられるか?

前の記事では、個人的に思う最も危険な社畜思考を語ってみました。

自分が危ない思考回路に陥ってしまっていると分かれば、
グッバイ社畜できる第一歩を踏み出せたのではないかと思います。

行き場を失ってしまった苦しい心はある時

この劣悪環境から逃げ出したい。

と思うはずです。あるいは声に出してしまうこともあるかもしれません。
ここまではOK、正常な叫びだと思います。

しかし問題はこの時にこうも思うことがあります。

でも逃げ出したとしても、その後どうすればいいのか?

その先が良くわからないので
その場に立ち止るという保留の選択肢をよくしてしまいがちです。

普段もよくあると思います。解決策がわからないので、
とりあえず放置、時間が解決するだろうという思考は私もたまにしてしまいます。

気づけば私も8年間同じ職場で会社員として働いていました。

8年間すべてがずっと苦痛だったわけではありません。
最初の5.6年は会社の業務を通じて得られる新鮮な世界に目を輝かせていました。

少し歯車が狂ってきたのは最後の2年ほど。
きっかけは利益重視の会社の体制に違和感を感じたところからでした。

務めていたところは東証1部上場している株式会社だったので、株主のために利益を追求するのは至って普通のことかもしれません。

しかし利益を追求するあまり客先と衝突することも増え、体制に異を唱えることがしばしば増えました。

上司は会社に右ならえでしたので、すれ違うことが多々ありました。

この期間私は、数多くの決断のチャンスを保留してしまったのです。

ふと
会社を辞めて独立しよう とか

田舎に行ってゆっくり早期リタイア生活を満喫しよう とか

いろいろな考えがよぎりましたが、

逃げ出したとしてどこに行けばいいんだ?
そんな安直な考えで生きていけるわけがないだろう。
悩んだ末はいつもこれでした。

家族に退職を相談することもありました。

でもそこでは家族の優しさが私の保留の決断を後押しします。

”もう少し考えてからでいいんじゃない?”
”安定した収入を捨ててどうやって生きていくつもり?”

新しい世界にいこうと焚きついた火は、こうやって
私自身と周りの環境が生む風によってかき消されていきました。

立ち上がっては座り、立ち上がっては座りを繰り返していくうちに
立ち上がることも忘れかけていた最後の年、

私はこの悩みを同じ会社の定年を超えたベテランさんにぼやいていました。

どうせ大した答えは返ってこないだろうと
何も期待していなかったのですが・・・

ベテランさんの返事は違いました。

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